2017年受賞
受賞
D-70-00207-2017-H(入賞13)

木材の形状記憶能を活かした簡便で緻密な浮彫加工

筑波大学生命環境系技術室(茨城県)


ハートフルデザイン部門
技術・建材分野
試作物/試作品

通常、木材の浮彫加工には、高い彫刻技術や特殊な工作機械が必要であるが、今回提案する方法を使えば、誰でも容易に線画や点字の浮彫ができる。できあがった製品の表面はあらかじめ精緻な研磨が行われているため機械仕上げに比べ手で触った時の感触が良い。木工芸品の加飾に使えるだけでなく、図工教材としても有用。

評価のポイント

木材を強く圧縮すると、細胞壁が塑性的に変形するが、蒸す・煮ることによって細胞壁を軟化させると変形の大部分が回復する。この特性を使って浮彫加工と同じ効果を得て、工作などに利用した。簡易的に模様が描ける点が面白い。
閲覧・入手・技術提供の方法(連絡先)
いつでも閲覧・入手可能、手作業による加工のため大掛かりな装置等は必要なく、どこでも提供可能

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