2015年受賞
受賞
A-03-00074-2015(48)

智頭町立智頭中学校

株式会社白兎設計事務所(鳥取県) / 株式会社シェルター (山形県)


ソーシャルデザイン部門
建築・空間分野
店舗・施設関係/学校

周囲を1,000m級の中国山脈に囲まれ、豊かな自然と歴史文化遺産の残る場所に立つ中学校の改築計画。地域と共にある学校としての独自性を図り、情報通信教育や災害時緊急避難への対応、特別支援教育への対応など、機能の複合化を見据えた施設計画としている。智頭町は全国でも有数の杉の産地であり、基本構造は木造としている。地元智頭町産の杉材をふんだんに使用した新しい校舎で、子どもたちが、生まれ育ったふるさとに対する愛着や、支えてくれる地域の方々への感謝の気持ちを持ち、その思いが継承される建物になることを目指した。

評価のポイント

大規模な中学校建築物で、これだけの木材使用量は評価に値する。なまこ壁や漆喰、瓦屋根など、かつての宿場町としての歴史や街並みに沿ったデザインは地域に溶け込む。

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