2017年受賞
奨励賞 (審査委員長賞)
D-68-00933-2017-H(奨励賞10)

地域産広葉樹材のトーンウッド適正の評価方法の開発

京都大学大学院農学研究科森林科学専攻生物材料設計学分野(京都府)


ソーシャルデザイン部門
調査・研究分野
調査・研究/木材利用のマーケティング・販促に関する調査・研究

地域産広葉樹材のトーンウッド適性を評価するために、楽器用材として実績のある輸入広葉樹材で基準化したデータを表示し比較することで、音色に関連した木材の特徴を視覚的に評価できる手法を開発した。実績のない広葉樹材を解析し、音色の構成要素と関係する振動特性パラメータを選択してレーダーチャートを作成した。

評価のポイント

未利用または薪炭材・パルプ材などの安価な原料として利用されてきた樹種に注目し、楽器用材としての高付加価値利用による高収益林業の実現、地域振興に貢献する意義は大きい。ギター試作によって、実用化に向けたメーカーとの交渉に至っている点も評価できる。
閲覧・入手・技術提供の方法(連絡先)
第67回木材学会の講演要旨集、京都大学HP研究成果

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