2015年受賞
優秀賞 (林野庁長官賞)
C-03-00624-2015(6)

アベマキ学校机プロジェクト

岐阜県立森林文化アカデミー(岐阜県) /美濃加茂市 /可茂森林組合 /美濃加茂市立山之上小学校 /株式会社丸七ヒダ川ウッド /岐阜県森林研究所


ハートフルデザイン部門
コミュニケーション分野
各種活動・広報PR/イベント・ワークショップ(定期開催)

アベマキ学校机プロジェクトでは、岐阜県美濃加茂市北部に群生しているアベマキを使い、地元の小学校で生徒たちが毎日触れる学校机の天板を制作します。アベマキはかつての薪炭利用がなくなり放置され、かつ材の性質も反りや割れなどが激しいため木工用途としても活用されてきませんでした。しかし非常に硬い材であり机の天板用の材料としては最適です。乾燥試験を繰り返し、反り、割れなどの欠点を克服することで有効利用を促します。このプロジェクトでは、生徒らは、5年生の冬にアベマキの伐倒現場を見学します。伐倒されたアベマキは製材、乾燥され、天板に加工しますが、6年生になったらその一部を体験します。こうして出来上がった天板は翌年入学してくる新一年生に贈られます。この流れを毎年実施しながら、里山の整備と地域材の循環、そして子どもたち への地域の自然に対する心を育んでいくことを目的として、岐阜県美濃加茂市、可茂森林組合、岐阜県立森林文化アカデミーが中心となり、地元の小学校や製材所などと本活動を進めています。この地域内で完結する身の丈にあったプロジェクトということも特徴です。

評価のポイント

上級生が机を作り1年生に贈るという、木づかいの思いが引き継がれていく点、学校という継続性のある仕組みの中で取組まれている点は意義深い。木の天板作りも6年生の木工であれば無理なく作りやすく学校教育、木育の面からも評価できる。取組全体にまとまり感があり、ステークホルダーすべてが関与していることは重要である。

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