2016年受賞
受賞
A-13-01021-2016-L(入賞 23)

矢吹町中町第一災害公営住宅

スタジオ・クハラ・ヤギ(東京都)


ライフスタイルデザイン部門
建築・空間分野
住宅関係/集合住宅

森林資源豊富な福島の復興に寄与する、地元ビルダーの技術を活用した木造の災害公営住宅を提案。在来の軸組に新技術の集成材厚板床パネルを組み合わせた構法が特徴で、大きな軒空間が作るテラスや庇と、木の壁面・ルーバー・格子による冗長で複雑な奥行感ある「木のファサード空間」が、住民や町民の交流を促す装置となる。

評価のポイント

県産材スギの集成材厚板パネルの特徴を活かした大きな「木の軒空間」が特徴であり、旧奥州街道沿いの敷地に宿場町の記憶を伝える木の景観を形成し、町の人々の溜り場となる無理のないデザインが良い。人とものを繋ぐいきいきとした「許容するデザイン」として、今後の木のデザインの一つの方向性を示唆する。

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