D-02-00667-2015（339）
木の家と健康を科学するプロジェクト
九州大学 農学研究院(福岡県) ／ 九州大学 (福岡県) ／ 近畿大学 (福岡県) ／ 福岡女子大学 (福岡県) ／ 株式会社 安成工務店 (山口県) ／ トライ・ウッド (大分県)
ハートフルデザイン部門
調査・研究分野
調査・研究／木材利用の人への効果・効能に関する調査・研究
本物の無垢の木を用いた住空間は、人の心と体にどのように働くのか。それを解明するために、無垢材である「津江杉」を内装に用いた建物（無垢材棟）、表面が塗装やクロスで覆われている新建材を用いた建物（新建材棟）の２棟を建設しました。空間の温度・湿度や揮発性成分といった物理・化学的条件を測定でき、さらに空間に滞在した際の人の生理心理応答を測定・分析することが可能となりました。目に見えない木の良さ、すなわち、匂いや調湿作用の効果が際立つ結果となり、より本質的な木の良さに関するデータの取得が可能となりました。
評価のポイント
多岐の分野にわたる研究者と木の家づくりをしている事業者の連携によって、客観的なデータ分析を行なっている。木の良さを訴求するうえで有用な研究である。
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