C-03-00394-2015（279）
顧客満足と持続的森林経営を両立させる木材流通
株式会社woodinfo(東京都) ／伊佐ホームズ株式会社 ／金子製材株式会社 ／島崎木材株式会社 ／秩父樹液生産協同組合 ／秩父広域森林組合
ソーシャルデザイン部門
コミュニケーション分野
パートナーシップ／連携・協働のシステム・仕組み
持続可能な森林経営では、多間伐による択木作業が重要である。それには林分内のより詳細な立木情報が必要であると考え、地上型３次元レーザスキャナを使った森林情報（各立木の位置、胸高直径、樹高、曲り、幹材積と、地面形状）の自動生成システムを開発した。これらの情報から目標林形を定め、間伐ごとに造材される丸太の生産時期、量、場所を計画し、需要側と情報を共有する。地域を主体とする需要側は木材トレーサビリティや在庫管理システムを使い、必要丸太と出材丸太とを引当て、物流・加工を行う新たな木材流通を実現した。
評価のポイント
ICTを活用した森林資源のドキュメント化とトレーサビリティや在庫管理を行ない、森林の持続的経営と流通合理化を図る、木材のバリューチェーン化をもたらすイノベ―ティブな提案である。
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