2015年受賞
奨励賞 (審査委員長賞)
C-03-00148-2015(28)

木レール(君のミニ列車を幻の五新鉄道で走らせよう)

NPO法人五新線再生推進会議(奈良県)


ハートフルデザイン部門
コミュニケーション分野
広報・普及啓発活動/イベント・ワークショップ

平成26、27年に奈良県南部の五條市賀名生に残る五新線跡地を利用し、森林の中で楽しめる鉄道玩具の走行会を行った。このイベントでは玩具として市販されているミニ列車すべてが走行可能な木製レール(木レール)を作成し、それを総延長2km繋いでコースとし、子供たち手持ちの鉄道玩具を走らせ、共に歩いた。木レールは建築用材の端材や間伐材を加工して作成され、一本2mの長尺レールや陸橋、ループなども自由に作成し長距離コースに取り入れ、2時間程度で2kmを設置、撤去ができることが特徴。会場となった五新線跡地は、河瀨直美監督の映画”萌の朱雀”で有名になった木材運搬用鉄道の計画地で森林に囲まれた自然豊かな史跡である。今後、木材を使用した列車本体やジオラマ作成も展開する予定で、各地への貸し出しなどを通して木製玩具の魅力を広めていく。

評価のポイント

木づかいの可能性を広く認知させるという点において、ニュース性がある取組。廃線になった場所を使うことで、地域の歴史を振り返ることにもつながる。子どもから大人まで参加でき、見た目もわかりやすい活動である。
仕様
鉄道玩具用木製レール
価格
非売品
閲覧・入手・技術提供の方法(連絡先)
NPO 五新線再生推進会議

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