2022年受賞
優秀賞 (林野庁長官賞)
E-13-00666-2022-S(優秀8)

バウマイスターの家

株式会社平成建設(静岡県) /網野禎昭 (静岡県) /株式会社宮田構造設計事務所 (東京都) / 二宮木材株式会社 (栃木県) / 株式会社長谷川萬治商店 (東京都)


ソーシャルデザイン部門
建築・空間分野
住宅関係/戸建・注文住宅(店舗併用住宅含む)

山と街が共に豊かになる木造建築のあり方を追求した。そのためには建築が山の状況を反映しなくてはいけない。山に豊富にあるにも関わらず使われることの少ない大径丸太を、シンプルなハンドクラフトだけで無駄なく活かした、素材から発想する建築。生産者も住まい手も共に喜ぶ木のカタマリの空間づくりに取り組んだ。

評価のポイント

大径木の利用に向けて、製材、建築、施主が連携して課題解決と地域の様々な価値創出につなげた意欲的な作品である。大径木は大きなまま使うことで歩留まりを向上させ山側の利益につなげるとともに、解体後も再利用可能など、経済性、社会性とダイナミックな空間づくりを同時に満たしている。
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