2021年受賞
受賞
D-64-00935-2021-S(入賞5)

デジタルツールを用いた「和楽庵」ナグリ板参加型復元製作技術の開発

京都工芸繊維大学「和楽庵」ナグリ板参加型復元技術開発チーム(Barna Gergely Peter、清水重敦、中山利恵)(京都府) / 株式会社武村工務店 (京都府)


ソーシャルデザイン部門
技術・建材分野
技術/新たな製造・加工・保存の技術

京都工芸繊維大学「和楽庵」移築再生プロジェクト及び同大学教育プログラム「dCEP」の「和楽庵サイバーハウス化プロジェクト」の中で実施されたものである。武田五一が設計した洋館「和楽庵」の移築の際ナグリ板の復元が必要となり、デジタル測量技術などを用いて専用治具と電動工具を使った参加型加工方法を開発した。

評価のポイント

正確な方法がわからなった木材加工技術を、デジタルを駆使して再現した。手仕事の伝承をテクノロジーによって諮る新規性ある取組である。伝統建築の保存や伝承と木材利用の促進に貢献する。社会性の高い提案。
閲覧・入手・技術提供の方法(連絡先)
京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパスの3号館前の和楽庵外壁に本復元技術で作成したナグリ板の実装例を見ることができる(見学には大学への事前連絡が必要)
ナグリ板加工のデジタルモデルはCADソフトのパラメトリック機能を使って作成されたので、必要な寸法を調整することによって手加工のための治具のデジタル加工、もしくほロボットアームのプログラムが提供できる。

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