A-16-00014-2021-L（入賞74）
高ハッポウのある古民家再生
株式会社 松井郁夫建築設計事務所(東京都) ／ 有限会社 キューブワン・ハウジング (東京都) ／ 株式会社 悟工房 (神奈川県)
ライフスタイルデザイン部門
建築・空間分野
木質化・リノベーション／その他の木質化・リノベーション
明治40年築の茅葺きの農家をスケルトンまで戻して再生した。耐震補強と省エネルギー改修によって、地震に強く温熱環境が向上している。限界耐力計算によって、伝統的な石場建てのままの再生が可能となり、木の特性である「めり込み」によって粘り強くしなやかな架構とした。床下エアコン1台で、約65坪の室内の冷暖房が可能。
評価のポイント
寒い・暗いといった古民家の課題の克服のため、既存家屋をスケルトン改修によって現代的で暮らしやすい家づくりへと昇華させた。温熱環境の向上にも配慮があり、快適で省エネルギーな古民家暮らしを可能にしている。手仕事の持つ味わいが随所に見られ、長く住みたい家である。
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