2020年受賞
受賞
A-19-00320-2020-S(83)

重要文化財 門司港駅復原プロジェクト

九州旅客鉄道株式会社(福岡県) /公益財団法人文化財建造物保存技術協会 (東京都) /九鉄工業株式会社 (福岡県)


ソーシャルデザイン部門
建築・空間分野
木質化・リノベーション/公共施設

門司港駅は大正3年に創建された木造駅舎で昭和63年に現役の駅舎として初めて国宝重要文化財に指定され、経年劣化による大規模な修理を実施し創建当時の姿に復原した。駅舎の機能以外にもレストランやカフェを新設、駅の歴史や工事の過程の動画放映や調査資料展示等、重要文化財の駅舎を積極的に活用することに注力した。

評価のポイント

使われ続けている「生きた文化財」を、再生可能な既存の木の再利用、技法についても当時のものを採用するなど、木造駅舎の時間的価値を引き出すことで次の世代につなげる試みで社会提案性が高い。カフェや食堂を併設し、時の流れに思いを馳せながらくつろげる。

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