2019年受賞
受賞
A-14-00070-2019-S(入賞76)

木のカタマリに住む

株式会社平成建設(静岡県) /網野禎昭 (東京都) /宮田雄二郎 (東京都)


ソーシャルデザイン部門
建築・空間分野
住宅関係/戸建・注文住宅(店舗併用住宅含む)

わずかな割れや欠点のために市場流通しない低市場価値材を積層板として接合することで、木の持つ美しさと、構造体としての頑強さという新たな価値を見出した家。積層板はビスやダボ、釘で接合するというローテクな技術を用いるため、中小事業者でも製造可能。製材歩留まりを改善し、国内林業の活性化を目指す試みである。

評価のポイント

一般住宅の約3倍にあたる約50m3の木材を使い、割れなどで市場には流通しない材を手作業で積層してつくられた。材を無駄なく活用し、製材の歩留まり率を上げることで山へ利益還元ができる、ということを実証して見せている。

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