2018年受賞
受賞
D-67-00035-2018-H(入賞13)

「人を測る」ことにより「木の良さ」を科学する

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所(茨城県) /京都大学大学院農学研究科森林科学専攻生物材料設計学研究室 (京都府) /東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻木材物理学研究室 (東京都)


ハートフルデザイン部門
調査・研究分野
調査・研究/木材利用の人への効果・効能に関する調査・研究

作品の狙いは、「木の良さ」のエビデンスデータの蓄積を加速し、産業界における木材利用推進に役立てることである。人が木材に触れる、見る、香りをかぐ際の影響について、引き続き、人の生理面・心理面に生じる変化を評価する手法を研究するとともに、「木の良さ」の科学的根拠となるデータの蓄積を進めた。

評価のポイント

人間の生理指標から木の良さを科学データで実証する研究であるが、エビデンスの充実と情報のシェアを進めている点を評価した。血圧、脈拍数、心拍変動性など自律神経系活動と中枢神経系の指標を組み合わせ、心身のリラックス効果を明らかにすることでより木の効能の説得力が増す。
閲覧・入手・技術提供の方法(連絡先)
研究概要等・成果パンフレットを森林総合研究所ホームページ上で公開、学術雑誌(木材学会誌等)、研究集会(日本木材学会大会等)の講演要旨集に掲載

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