2015年受賞
最優秀賞 (農林水産大臣賞)
C-03-00892-2015(1)

「みんなの材木屋」発 森と暮らしを創る六次産業化モデル

株式会社 西粟倉・森の学校(岡山県)


ソーシャルデザイン部門
コミュニケーション分野
パートナーシップ/連携・協働のシステム・仕組み

森づくりの時間を届けたい、お客様に日本の森との距離を身近に感じてもらいたいと思い、木材は国産材にこだわっています。森が育つには長い時間がかかります。林業は植えた先人がずっと成長を見守り続けて、50年以上の時間を経てやっと木材として使えるまで大きくなります。だからこそ、どんなに欠点のある木でも必ず誰かの暮らしに役立つ可能性があることを見つけることを使命としています。森と暮らしの中間にいる私たちは1本1本ごと個性のある木と真剣に向き合っています。私たちは材木屋という仕事を通じて、森を育てた人と暮らしつくる人を繋げて、林業という長い時間を笑顔で分かち合えるようなワクワクする“森と暮らしの未来’'を目指しています。みんなの材木屋は暮らしを自分でつくる人のための、国産材にこだわったオンラインショップです。つくるワクワクと、暮らそう。私たちは丁寧に積み重ねていく‘‘つくる暮らし'’を通じて暮らしがもっと自由に、もっと豊かにもっと楽しめると考えています。誰でもどこに住んでいても欲しい暮らしを手に入れることができる商品や、暮らし方のアイデアやヒントになる情報を‘‘つくるワクワク” と一緒にお届けしていきます。

評価のポイント

木材流通を消費者目線によって再構成し、暮らしの中の木づかいを身近にした先進性ある取組である。供給側と消費者とのダイレクトコミュニケーションによって、自分でつくる喜びを提案し、新たな市場を拓く試みにつながっている。半完成品型のプロダクツもわかりやすく、ウッドデザイン賞の趣旨を満たす最も優れた活動として評価した。
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