ウッドデザイン賞の趣旨
私たちは、木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を、「ウッドデザイン」と定義しています。SDGsやカーボンニュートラルへの取組が必須となっている今、森林や木材の利活用がクローズアップされています。木を活かして、新たな時代の価値をデザインする。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
受賞者には、様々な広報・PRの場を提供するとともに、生産から消費に関わる人同士のマッチングを進め、次のイノベーションにつながる活動も展開します。そこから日本の木づかい製品や取組の消費者認知と市場の拡大を目指します。
ウッドデザイン賞を通じて、多様な知見やアイデア、ネットワークを持つ皆さんが集い、新たな時代の価値づくりに参画していただくことが本賞の最大の目的です。「ウッドデザイン」の普及・定着を通じて、持続可能な社会を共に実現していきたいと考えています。

概 要
名称
ウッドデザイン賞2023
応募受付期間
2023年6月20日(火)10:00~ 7月31日(月)18:00
※ウェブサイトのマイページから送信のみ有効
応募対象分野
建築・空間、技術・建材、プロダクツ、コミュニケーション、調査・研究
表彰部門
ライフスタイルデザイン部門
木を活かして質の高いライフ&ワークスタイルを提案しているものが対象
ハートフルデザイン部門
木を活かして心身を健やかにしてWell-beingの実現が期待されるものが対象
ソーシャルデザイン部門
木を活かして森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象
賞の主な流れ
※各種イベントについては、新型コロナウイルスの影響により変更となる場合があります。
受賞後の展開
ウッドデザイン賞の受賞作品は以下の特典、広報が受けられます。
ウッドデザインマークの使用
「エコプロ2023」における表彰及び展示による広報
最優秀賞、優秀賞、奨励賞等を11月上旬に発表、リリースいたします。最優秀賞等の表彰、及びウッドデザイン賞の受賞作品の展示を「エコプロ2023」(表彰:2023年12月6日、展示:12月6~8日 東京ビッグサイト)にて行います。※予定
同展では受賞者によるプレゼンテーション、交流会なども企画予定です。詳細はウェブサイトにて発表します。
「ウッドデザイン賞 受賞作品データベース(https://www.wooddesign.jp/db/)」への掲載
2015年からの全ての受賞作品(WOOD DESIGN AWARD)を検索できます。作品概要、受賞団体へのリンク、連絡先、入手先などオンラインショップ、作品詳細などへのリンクが表示されます。
展示会での広報
各地域で実施される展示会、交流会等で受賞作品の展示及びPRを行います。
日本ウッドデザイン協会活動の連携による広報PRの推進
日本ウッドデザイン協会の各活動と連携して、受賞作品の開発ストーリーや特徴を伝える各種の企画を推進します。内容については随時、ご紹介していきます。
※受賞後の展開に関する内容は、変更・中止となる場合がございます。予めご承知おきください。
※各種イベントについては、新型コロナウイルスの影響により変更となる場合があります。
審査と3つのデザインの視点
審査会において、ウッドデザイン賞としての共通する評価ポイントを満たす評価された作品はすべて「入賞」となり、ウッドデザイン賞が付与されます。
合わせて、ウッドデザイン賞の趣旨である「木を使うことによる社会課題の解決」にどのように資するかを3つのデザインの視点で評価します。
3つのデザインの視点は、「ライフスタイルデザイン部門」「ハートフルデザイン部門」「ソーシャルデザイン部門」の3つの部門で構成されます。第一次審査・第二次審査を経て、各部門の趣旨に照らして特に優れていると評価された建築・空間、プロダクツ、取組・活動、調査・研究等は、各部門ごとに選出される「優秀賞」「奨励賞」の対象となります。
3つのデザインの視点については、応募作品の特徴・内容と評価してほしい価値に合わせ、応募作品登録の際に応募者自らが、いずれかの「部門」を選択します。
賞の構成について
ウッドデザイン賞2023は以下の構成によって表彰されます。
第二次審査を通過した作品には「ウッドデザイン賞」(入賞)が付与されます。入賞作品の中から、最終審査を経て、最優秀賞・特別賞・優秀賞・奨励賞が選出されます。
最優秀賞として、4大臣賞の授与が決定しました(※7月28日発表)
「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞「環境大臣賞」4つの大臣賞が授与されることになりました。
多様な木の活用のデザインを通じて、「地域活性化と持続可能な森林経営の推進」「新たなライフスタイルやワークスタイルへの対応」「木造建築技術の振興や発展」「脱炭素社会へのシフト」等に貢献する最も優れた作品に最優秀賞が与えられます。
特別賞「大阪・関西万博 特別賞(国際博覧会担当大臣賞)」が新設されました(※7月12日発表)
時代を反映する特定のテーマに対して設置される「特別賞」ですが、2023においては、「大阪・関西万博 特別賞(国際博覧会担当大臣賞)」を新設いたしました。2025年4月13日~10月13日 に開催される2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン Designing Future Society for Our Lives 」の趣旨に基づき、ウッドデザイン賞の入賞作品のうち、「日本の木の文化・木のデザインを海外へ発信するにふさわしい、宿泊・飲食・体験施設、及びプロダクツ、活動等」を満たす優秀な作品に与えられます。
また3つのデザインの視点による3部門ごとに、特に優れた作品に「優秀賞」、今後の展開が期待できる作品に「奨励賞」が授与されます。優秀賞、奨励賞は審査委員会の判定によって、各部門の評価ポイントを高い次元で満たすものであると認められたものに与えられます。