審査委員長からのメッセージ

木材活用の多面的な価値提案に期待

「ウッドデザイン賞」は、木材の優れた利活用の実践を顕彰する新しいアワードです。木を多用した住宅や建築、それを形にする木質建材や工法、そして家具や玩具をはじめとする木製品が募集対象となります。さらにそれに留まらず、木材製品や材を供給する山や森の思いや物語を社会にメッセージするコミュニケーション活動、木材の利活用を促す優れた調査研究活動も対象としています。

審査委員長として期待していることは、単に「木を多用した製品である」という事実だけではなく、「なぜ、その木を使ったのか」という、木材活用がもたらす多面的な価値の提案です。量が多いにも関わらず、その柔らかさから工業活用が敬遠されていた樹種の特性を踏まえた活用の途を拓く。強度や耐久性を増し、健康被害を軽減する、新しい発想の木質建材や住宅を開発する。日本ならではの匠の技を参画させ、世界にインパクトを与えるジャパンクールなウッドクラフトを形にする。

こうした努力と実践の存在を広く社会に周知させ、そのリスペクトすべきアクションをモデルに、第二、第三のウッドデザインを社会実装させていくことが、この賞の最大のミッションです。

この主旨にご賛同いただいた審査委員の皆様も、各分野を代表する気鋭の有識者ばかりです。尊厳あるウッドデザインの取組を通じて、チャーミングな木づかいのデザインを形にする。産・官・学・情・民の皆様からの夢あるご提案に期待しています。

ウッドデザイン賞審査委員長
赤池 学
(ユニバーサルデザイン総合研究所所長)

Page top